Catholic Toyoshiki Church
創立の由来
緑豊かな風かおる丘
当教会は松戸教会から出発し、柏地区の信徒の急激な増加により、
柏にも教会が欲しいという信徒の熱意からできました。
1970年に当時の教区長土井辰夫枢機卿の任命により、浜崎正雄神父が準備を
始めました。残念なことに完成直前に死去され、甥にあたる深水正勝神父が後継。
1971年5月、 国道16号線に沿った柏市東台に 「カトリック柏教会」 として最初の
教会が献堂されました。 面積240坪あまりの土地に聖堂・ホールが所狭しと
建てられ、駐車場も2台分しかありませんでした。
その後、信徒が増加したためにより広いものを求める声が大きくなり、移転が検討
され具体化していきました。土地等の交渉が難航し、想像を絶する努力の末、
1991年9月この土地に建設され、白柳大司教により献堂式が行われました。
移転に伴い教会名も「カトリック柏教会」から「カトリック豊四季教会」と
改められ、現在に至っています。
当教会は聖母マリアのご保護を願って、 「平和の元后聖マリア」 に捧げられています。
平和の元后聖マリア
「平和の元后(げんこう)」について簡潔ではありますがご紹介いたします。
「平和の元后」は聖マリアの連祷の中にある祈りです。
聖マリアの連願ができたのは16世紀、今から約500年前ですが当時の連祷には
「平和の元后」という言葉はありませんでした。平和の元后は、20世紀になって
から末尾に加えられたものなのです。1915年、第一次世界大戦に心を痛めた
教皇ベネディクト15世によって定められました。
聖マリアの連祷はマリア様のすばらしさ、美しさをたたえる連唱ですが、
最後に「平和の元后 わたしたちのためにお祈りください」と平和のために祈ります。
また教皇パウロ6世は、1968年ベトナム戦争が激化する中で1月1日の
神の母聖マリアの祭日を「世界平和祈願の日」と定め、「平和の元后聖マリア」を
通して平和が与えられることを祈るよう、全世界に呼びかけました。
「平和の元后」というのは、極めて現代的な聖母の称号と言えるでしょう。